□はじめに。
底地(そこち)という言い方は、不動産に携わる人でないとなかなか理解できない言葉だと思える。深い意味ではないのだが、聞きなれないと アレという感じとなるようだ。
1.底地
宅地の類型の一つであって、宅地に借地権が付着している場合の当該宅地の所有権を意味する。
鑑定評価土、底地価格は借地権の付着している宅地について借地権の価格との相互関連において賃貸人すなわち通常土地所有者に帰属する経済的利益をいう。
別の言葉では…
借地権の付着している宅地における当該宅地の所有権をいう。
つまり,宅地に建物の所有を目的とする地上権・賃借権を設定した場合の,その宅地の所有権を指すものである。
所有権に地上権・賃借権を設定すると地主に帰属する不完全所有権と借地人に帰属する借地権とに分かれるが,この不完全所有権が底地である。
したがって,底地の価格と借地権の価格とは密接に関連している。
2.留意点
上に書いてあることは、底地価格 + 借地権価格 は、更地価格に近くなるという意味と解すればいいであろう。
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