東京、豊洲の土壌汚染 …
                          



□まず、新聞記事から。なお、2008年6月。

 豊洲の土壌汚染対策で、築地市場移転3年遅れに 東京五輪招致に影響。

 東京・築地市場の移転予定地で高濃度の有害物質が見つかった問題で、汚染対策の長期化などにより、新市場の開場が2013年3月から 約3年遅れる見通しとなったことがわかった。

 都では、開場の遅れを最小限にとどめる検討を始めたが、築地市場の跡地利用は、 16年夏季五輪の東京招致計画に盛り込まれており、計画の一部見直しも迫られる。

 都が移転予定地の江東区豊洲地区(約37万4000平方メートル)で実施した土壌・地下水の調査では、環境基準の4万3000倍の有害化学物質「ベンゼン」 などが見つかった。

 調査地点約4200か所の3割強で、環境基準を上回るシアンやヒ素、鉛などが検出されたことも新たに判明した。

 予定地の安全を確保するため、都が土壌の入れ替えや地下水の浄化処理などにかかる費用を試算した結果、当初予定していた670億円のほぼ倍額の約1300億円に上った。

 こうした汚染対策を実施すると、新市場の開場は早くても16年ごろになる見通しとなり、 東京五輪招致で、築地市場の跡地にメディアセンターを建設する計画が困難になる。

 さらに、港区東新橋から築地市場の敷地を抜けて、メーンスタジアムの設置を予定する臨海部を結ぶ環状2号線の建設にも影響が出る。

 都中央卸売市場は「都民の安心と納得が得られるように最善の対応を取りたい」としている。



《解説》 築地市場
 都の基幹市場として1935年に開設され、敷地面積は約23万平方メートル。
 80年代から再整備が検討され、2001年に江東区豊洲地区にある東京ガスの工場跡地への移転が正式に決定した。