■2008年10月の新聞から。
阪急電鉄は、兵庫県西宮市に建設中のショッピングセンター「阪急西宮ガーデンズ」を、
11月26日に開店すると発表した。
店舗面積は10万7000平方メートルで、西日本では最大、全国でも3番目の規模になる。
阪急百貨店や複合映画館(シネマコンプレックス)、スーパーのイズミヤを中核に、専門店など
計268店が出店。
地上4階建てで、屋上には9000平方メートルの庭園を設け、桜並木や果樹園など4季の草花も楽しめる。
阪神間に住む団塊世代や団塊ジュニアが主なターゲットで、年間の来場者数約2000万人、売上高600億円を見込む。
同施設はプロ野球・オリックス・バファローズが本拠地にしていた、阪急西宮スタジアム跡地にあり、阪急神戸線と阪急今津線が交差する「西宮北口駅」と歩行者デッキで直結する。
記者会見した阪急電鉄の角和夫社長は「(消費低迷で)非常に厳しい時期のオープンだが、
(ポイントカードには)約5万人の申し込みがあった」と、消費者の反応の良さを強調した。

▲筆者の感想
大阪よりも、神戸の三宮あたりの商業施設に影響が及びそうだ。
阪神間の住宅地としての住みやすさを向上させることになるのではあるまいか。
□2008.10.23 記事となっていた。ご紹介したい。

□大阪、梅田との住み分けになりそうだ。
□2009.2月記事となっていた。
阪急阪神ホールディングスは23日、2008年11月に兵庫県西宮市に開業した大型ショッピングセンター、阪急西宮ガーデンズの約3カ月間(事前営業をスタートした11月20日―09年2月22日)の売上高が約200億円だったと明らかにした。
年間目標600億円の3割程度に相当し「予想を1割程度上回った」という。
来場者は560万人を突破。
年間目標(2000万人)に対して3割弱の達成率となった。
8割が半径10キロメートルと想定する商圏からの来場者だ。
施設独自のポイントカードの会員数は20万人を突破した。
核テナントのイズミヤは、食品売り場の売上高が計画をやや下回ったが、衣料品は子供服がけん引し計画を1割上回っている。
「百貨店や専門店に比べて、低価格が支持されている」(同社)という。
268ある専門店の約5割を占めるファッション関連のテナントについては、開業のタイミングが景気の急速な悪化時期と重なったこともあり「人出が売り上げにつながっていない店舗が多いようだ」(出店するアパレル幹部)
との声もある。
■筆者の感想
今の時代で、予想を1割上回った…というところに阪神間の場所的なステータスのようなものを感じる。
ある意味、東京ディズニーランドと同じだなぁ。
ディズニーランドは世界中にあるが、まともに儲かっているところは東京だけであろう。
商売は、お金持ちのいる場所のど真ん中でヤレ…という意味だと思える。
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