京阪電鉄 中之島線開業 …2008.10.19




■2008年10月の記事から。
 

□京阪中之島線(天満橋―中之島)が19日に開業する。

 大阪の都心にありながら鉄道のアクセスがなかった中之島地区の人の流れを拡大することが期待される新線だ。

 同線以外にも関西では新線開業が相次いでいるが、首都圏と比べるとネットワーク機能は不十分との指摘が多い。

 数ある計画をどう実現していくのかが、地域の活性化に向けた課題になる。

 京阪電気鉄道は1910年に天満橋―五条間で開業。63年には天満橋―淀屋橋間で営業開始し、 西進を進めてきた。

 最高経営責任者(CEO)は今回の新線について「西へ西へというのは 悲願。
 これで終わることはあり得ない」と今後の延伸に意欲を示す。

 こうした発言の背景には、終点の中之島駅が他の路線に接続していない「(交通網が途絶される)ミッシングリンクの状態」(近畿大学の斎藤峻彦教授)をいずれ解消したいとの思いがある。

 同線は西九条を経て最終的には新桜島まで延伸する計画があるが、計画立案から時間がたっているにもかかわらず事業化のめどは立っていない。

 近畿地方交通審議会は2004年の答申で、中長期的に望まれる鉄道路線を公表。

 その数は京阪神地域で13に上る。自治体などが鉄道敷設資金の一部を拠出する公設民営型 事業が中之島線建設などで活用されたことで、民間の鉄道会社だけでは難しかった鉄道網整備の在り方に道筋もついた。