■ニュージーランド



 先日、ニュージーランド(NZ)に出掛けた。
 全体としては、眩しい陽射しと、青々とした芝生と、ヨットに親しむ海の国…そんな印象が強かった。

 人口は、約360万人.南太平洋の南緯34度〜47度に当たり、北島と南島に分かれる。


 
下図は、ニュージーランドの位置を示したもの



 
今回オークランド(関空から11時間)を中心に回った。
 この都市は、NZ最大の都市で、人口約百万人。北島北部にあり第一の工業都市で,国際空港、貿易港を持つ。

 しかし、市内の目抜き通りは、空家が目立ち、ヒドイ不況の真っ只中にあることが分かる。

 この不況は、どうも経済改革の失敗のためらしい。

 つい数年前、NZは、規制緩和と民営化をすすめて小さな政府を実現した「世界の模範生」と言われていた。他方、その改革が速すぎるのでは…という懸念も言われていた。

 結局「小さな政府」は、実は「何もしない政府」になってしまったようだ。

 NZの構造改革は、八十年代半ばに始まり、この十数年間で国内の収支は確かに黒字化したが、経済成長率は最低にちかく、貿易収支は赤字となり、その幅は拡大している。

 こうなった理由の一つとして、NZの国民性が、どうも市場原理の導入と合わないこと、一次産業の構造を、製造業中心に変えようとする計画そのものに無理があったことなどが挙げられよう。





 NZの気候は、海洋性であり大洋に孤立していて大陸の影響を受けないため、寒暖の差は小さく,10度〜20度の間にとどまる。

 オゾンホールに入ることもあり、紫外線は強いが、若い人たちは、割と平気で肌をむき出しで歩いていた。

 リンゴも日本でいえば、国光、紅玉のようなもので、品種改良とかしていない様子だ。
 周辺の島々へフェリーで渡ってみたが、海水がきれいで、また、砂浜にゴミ1つ落ちてはいない。

 環境を守るために住民全員が、懸命に管理しているからであろう。
 
 NZをみていると、経済の成長と環境の保護という二つの両立を目指すことが、どれだけ難かしいか考えさせられてしまう。