■京都の随分山の中で、カヤ葺きの家屋が数十戸ある村だ。
カヤ葺きの家屋はまぁ、珍しいだろう。
しかし、それだけでお客様がよべるのだろうか。
□少し、Wikipedia で概要を押さえよう。
美山町(みやまちょう)は、2005年12月31日まで京都府のほぼ中央に存在した町。
北桑田郡に属していた。
豊かな緑と、きよらかな水の流れを持つ自然美豊かな農山村地域である。
人口5,070人(2003年)。
町面積は、340.47平方キロメ−トルで、京都府内の町村で一番大きい。
三国岳、頭巾山、長老山など、8〜900メ−トル級の連山に囲まれ、その山あいを縫うように、由良川の源流が町の中央部を流れている。
川に沿って建てられた民家のうちおよそ250棟は、昔ながらの茅葺き民家で、特に北集落は茅葺き民家が多く残っており、自然景観と、茅葺き民家がうまく調和して、日本の農村の原風景とも言うべき風情を呈している。
また、この集落は、文化庁の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。
2006年1月1日に周辺4町が合併して南丹市となり、地方公共団体としての美山町は歴史の幕を閉じた。
現在は南丹市の行政区の地名として残されている。
□地図で位置を示したい。

→こうして、地図をみると、本当の山の中だなぁ。日本海にも、琵琶湖にも、京都市内へも遠い。
逆に言えば、だからこそ、茅葺の家が残ったのであろう。
□全体像を把握するために画像を示したい。



□まとめ
某掲示板を読んでいたら、日本家屋でねずみ等が多くて…というような書き込みがあった。
日本家屋は確かに環境に負荷をかけない建物だが、住むとなると、上記のネズミとかの動物、昆虫に悩まされる。
かやぶきであれば隙間が多くて一層のことだろう。
木曽の馬篭宿などと同じような印象をうける。
ただ、美山町のかやぶきの里はいかにも交通が不便だ。
なにか景観として残しておきたい…とは考えるが、交通の不便さとか居住のしづらさとかを考えると、将来へ向かって、少しづつ減少しいずれは消え去っていくものではあるまいか。
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