■京都、洛北、鞍馬寺と貴船(きぶね)を訪ねた。
丁度、貴船川に川床(かわどこ)の始る季節で、改めて「京都らしいなぁ」と感じた。
そして、こういう商売は京都でなければなりたたないだろうなぁ、と思った。
□場所などを示し、画像とかをご紹介しながら、鞍馬の情緒をお伝えしたい。
■地図は以下。

■貴船 …周辺の風景

■辞典から「貴船」というキーワードで検索してみよう。
京都市北部、左京区の一地区。賀茂川(かもがわ)上流の貴船川を隔てて、東の鞍馬(くらま)山と相対する貴船山(700メートル)の山麓(さんろく)一帯である。
式内社貴船神社があり、水をつかさどる神として古くから朝廷の尊信が厚い。
付近一帯は老杉が生い茂り、貴船川の渓谷は四時の清遊に適し、ことに夏は冷涼で、貴船神社鳥居前の川沿いには料亭が並び、納涼客でにぎわう。
⇒少し、全体の雰囲気のようなものが分かる記述だ。
ここに書かれてある、建ち並んだ料亭が上掲の画像となる。
■まとめ…感想など
ここの川床というものは、一週間のうちどのくらい稼動できるものなのだろうか。
雨が降ったらダメだろう。
寒くてもダメ。あまりに風が強くもダメ。
一年で5月から11月くらいまで、一週間のうち半分くらいしか実際にはできないのではあるまいか。
午前中に晴れていても、午後から雨となれば台とか座布団とかを片付けなければならないし…。
つまり、そういう手間隙を惜しまない、
涼しさを求めるお客様に対して、その刹那の満足を与える商売とでもいえばいいのか。
この「はかなさ」「もろさ」のようなものに乗っかった商売だというところに、千年の間、都であった京都でしか成り立たない仕事だと思える。
人間の成熟度というものは、こういう「繊細さ」が理解できるようになるということなのだろう。
□別の川床の様子を…

□貴船神社 奥宮。

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