□先日、生駒市側から暗峠(くらがりとうげ)へ登った。
大阪と奈良を結ぶ幹線で、江戸時代はお伊勢参りの街道でもあったらしい。
地図、画像を示しながら、古い街道の風情を楽しみたい。
上掲の画像は、生駒がわから大阪方面を望んだもの。石畳は、数十メートルあるだけだ。
□地図を示して、場所を確認したい。

→ほぼ中央に暗峠(くらがりとうげ)という文字が見える。
西側が大阪府東大阪市、東が奈良県生駒市となる。
□概要を押さえるため、ウイキペディアから転記しておこう。
暗峠(くらがりとうげ)は、奈良県生駒市西畑町と大阪府東大阪市東豊浦町との境にある峠。 現在は国道308号及び大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線(重複)が通る。
標高は455m。
暗越奈良街道の生駒山地における難所で、特に大阪府側は急勾配が麓から峠まで約2.5km続く。
国道とはいえ自動車で通行するのは困難なほど道幅は狭く、関西酷道マニアにとっての聖地であり、ハイキングコースとしても有名である。
峠の頂上には小さな集落があり、茶店もある。
また、この付近のみ、路面が石畳になっている。
「暗がり」の名称の起源は、樹木が鬱蒼と覆い繁り、昼間も暗い山越えの道であったことに由来している。
また、「鞍借り」、「鞍換へ」あるいは「椋ケ嶺峠」といったものが訛って「暗がり」となったとする異説もある。
江戸時代に刊行された『河内名所図会』には、「世に暗峠という者非ならん‥(中略)‥生駒の山脈続て小椋山という。
故尓椋ケ根の名あり、一説尓は此山乃松杉大ひ尓繁茂し、暗かりぬればかく名付くともいう。」と記されている。
1694年(元禄7年9月9日)、松尾芭蕉が大坂へ向かう途中この峠を通った。
このとき「菊の香に くらがり登る 節句哉」という重陽の節句にちなんだ句が詠まれたという。
□登ったコースは、生駒駅 → 宝山寺 →鬼取町 →暗峠だ。
コースの順に画像を示したい。
□宝山寺
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