北京…





 先日、北京を訪れた。

 まず、北京について、すこし、おさらいをしてみたい。

 中華人民共和国の首都。上海,天津とともに国の直轄市で,10市轄区8県を管轄する。
 燕京,北平ともいわれた。面積1万6800km2,人口1259万(1996)。

 華北平原の北端,河北省の中部北寄りに位置する。華北地区と東北地区とを結ぶ要点に当たり,西には西山,東に燕山,北西には軍都山の諸山脈が連なり,南東には永定河と潮白河の両水系による沖積平野が開けている。

 古い北京の町は,永定河の扇状地に発達した。気候は温帯大陸性季節風型で,夏季は炎熱多雨,冬季は寒冷乾燥,春は北からの〈蒙古風〉が黄塵をまき散らすが,秋の9,10両月は青天が続き,もっとも快適な時節である。

 気温が高いのは7月で平均26.1℃,最高は42.6℃,低いのは1月で平均−4.7℃,最低は−22.9℃に達する。降雨量は華北地区ではもっとも多く,平均637mmで,その74%までが6〜8月の3ヵ月に集中している。

 したがって,河川は水量の差が大きく水害,干害ともに激しかったので,人民共和国の成立後,官庁ダム,密雲ダム,十三陵ダム(温楡河上流)などを作って,灌漑その他の用水確保と水害防止とを図っている。
 
 北京は古くから東北地区に通ずる軍事的要地であったから,遊牧民族の侵入を防ぐため,その北方に万里の長城が築かれ,南方から軍需物資を輸送する目的で大運河をここまで引いてきた。
 中国全体の首都となると,物資を充実するために大運河はいよいよ整備され,国都防衛の必要から長城はますます堅固に築かれたのである。






 ▲次に地図でみてみよう。

 

 上掲の地図は、清の時代の版図を表している。

 緯度は日本の仙台あたりと同じか。中国では意外に海に近いことが分かる。


▲素朴な疑問として、
なぜ、この位置に首都があるのか …と思う。
 北京郊外の画像を示そう。



 
土地が肥沃な場所ではない、海に面している訳でもない…

 先日、本を読んでいたら、この疑問に対して。

 →
北京の位置は、交通の要衝だったのだという。

 北西の草原からの道と、北東へ朝鮮半島などへいく道の交差する場所だったのだ…という。



以上のようなことを基礎知識として、数日間、北京市内をウロウロした感想を述べたい。

1.国の勢いというか、国としての力はやはり、人間に人数とか、若い人がどのくらいいるか…ということに密接に関連しているなぁ…ということ。

 逆に、日本のように高齢化しつつある国で、国として勢いをもつということができるのか…という素朴な疑問をもった。




 
天安門の前の人ごみを示そう。



 上記の写真は日曜日であったが、それにしても13億近い人間が存在することのなんというか凄さ、不気味さのようなものが伝わってくる。



2.やはり、人間の多さというものに圧倒されるような思いだった。

 これだけの人間の私の権利というものをある程度、制限しなければ…スムースな国造りというか、都市計画はできないなぁ…と。
 →上掲の高速道路など殆ど直線となっている。
日本ではまず、不可能といっていい。

 この違いにこそ、体制に違いをダイレクトに感ぜずにはおられない。






3.もともとの町並みをフートンとかいうのだが、現在、これらを取り壊し、共同住宅に住民を移しているようだ。

 フートンとかいうものの写真を次に示したい。




 レンガでつくった町並みは、人間が歩けばいいという発想で作られており、近代の交通とか、防火、下水などに対応しきれない。

 こういう町並みを近代化するためには、私の権利をある程度制限し、強権的に行わなければ殆ど、進むまい。

 また、冒頭に掲げた写真はいわば目抜き通りの面した部分で、いわば、広告塔というか、見せ金の部分だと言えよう。