■台湾でなぜ醤油という調味料がなくなったか


 
 先日、台湾を数日間、ウロウロして回った。

 三食、どこかの店にはいって食べたのだが、殆どの店で「醤油」という調味料がないことに気が付いた。

 台湾というところは、50年間という間、日本の統治下にあった。

 大東亜戦争の敗戦後、台湾も中華民国として中国本土からやってきた外省人により支配された。

 以後、60年という時間が経過しているから、変化があるのは当然としても味覚というものがそんなに変化するものだろうか。

 なにか、そのあたり、日本人のこだわるところと台湾の人のこだわるところに明確な相違があって、それが「醤油」という調味料を台湾から駆逐してしまったのではないか…と感じた。

 ひとつは、味の複雑さ…ということである。

 別の視点からいうと、材料の新鮮さにこだわるか、どうか…ということだろう。

 そこらあたりに明確な相違がある…と思う。



■料理をお見せしよう。



 料理を注文しようにも発音できないし、できた時言われても分からない…という状況だった。

 たまたま、お隣に座った人が日本語が少しできる人だったので、手伝って頂き、やっと食べることができた。

 ●下は、野菜のはいったスープ
 ●右側のお皿…白いものは魚を潰したダンゴではないか…トロミがついていた
 ●左上は一体なんだろうか。

 赤いものはケチャップではないか。

 焼きソバのようなかんじなのだが、上にカキの入ったアンがかけてあった。
 玉子焼きも入っていた。
 マルゴト、ぱくっと食べると美味しかった。

 
 
→このあたりが日本人の感覚と異なるところだと思う。

 素材の味にこだわり、できるだけ淡白にするから、味がない。

 だから、醤油というもので味付けをして食べるということではないのか。

 台湾の料理の場合、素材がなにか分からない。

 何重にも味を重ねているから、もはや醤油というような屋上屋を重ねる調味料は必要ない…ということではないのだろうか。






■下の画像は、道端の屋台…なにかおにぎりのようなものらしいのだが、いろいろな材料を入れているのだ。

 朝飯のような感じで食べていた。


 


■験しにと、屋台で買ったのが下の食べ物、日本円で60円くらいか。
 食べてみると、豆入りご飯…というところか。

 黄色のものは油で揚げたナニカ…分からない…。

 野菜も少し。

 全体には淡白な感じで、台湾風、中華にぎり…というところか。

 まぁ、美味しいと思った。

 これにお醤油をかけるとどうなるだろう。

 やはり、醤油とは相性が悪いようだ。