■所有権とは



■所有権とは
 

 目的物を全面的に支配する物権のことです。所有権者は、法令の制限内において(制限として相隣関係などがあります),その所有物を自由に使用・収益・処分できます。
 
 例えば、地上権などにより制限される場合には、所有権の内容は、空虚になりますが,いつかは全面的支配に復する弾力性を有しており,時効によっても消滅しない恒久性をもっています。

 所有権の侵害に対しては、物権的請求権および損害賠償請求権を生じます。
 
 このような所有権の絶対性は、近世の個人主義な法律思想の所産ですが、20世紀にはいって,資本主義が高度化し自由なる所有権という思想が次第に制限され,所有権も社会性の制約に服するものとされるようになりました。

 そのため所有権の行使は、権利濫用の法理によって制約され,公共性と調和を保つべきものとされています。