■相続財産の殆どが土地でした。分割はどうしたら…






相続する土地の一覧表を作って相続人の間で考えましょう。


 一覧表で必要とする項目は、所在地・地目・面積・利用状況・用途地域(建ぺい率,容積率)・路線価など・地価公示又は地価調査の価格・固定資産税評価額などです。


 まず、所在地・地目・面積については、管轄する法務局で登記簿謄本を取ります。

 用途地域・固定資産税評価額は、所在地の市町村役場で評価証明書及び用途地域図により確認します。

 路線価は、税務署の路線価で確認できます。
 市町村役場に行き将来計画なども確認しておくとよいでしょう。

 次に,現況の利用状態を把握します。
 相続する土地は、必ずしも登記簿謄本等と一致するとは限りません。

 また、分割(分筆)も現地において確認する必要があります。
 他人によって利用されている場合もあります。

 利用のされ方によっては,法律的な権利以外の経済的価値を認める必要がある場合があります。
 例えば、被相続人と同居していた場合など,経済的価値を認めるべきです。

 土地については,地価を調べることは専門家に任せるのがよいのですが,目安を付けるためには、付近の地価公示,地価調査の価格を調べればよいでしょう。 

 土地は、分割(筆)して各相続人の所有権を明確にすることをお勧めします。
 しかし,経済的にみて不合理な分割は避け、他の方法を考慮すべきでしょう。

 他人への「貸付地」については,長期間、貸している場合は地代が極端に低水準にあり,固定資産税を払うとわずかしか手元に残らないようなことがあります。

 そのような貸付地の場合は,収益還元法により求めた価格によるべきでしょう。

 相続時の資金繰りについては,準備が必要でしょう。
 1つの方法としては生命保険を利用することも一策でしょう。

 相続税支払いのための無計画な借金は、相続後の資金繰りを悪化させ,新たな争いとなる場合があります。


 大事なことは、・もめないこと ・節税すること ・資金繰りを考えることです。