■少子化 …って。



□満開の桜の下で、新入生が笑っている。 タイトルが少子化ってなーに?
 思わず笑ってしまった。

 そうだ、少子化ってなんだ。
 ああだ、こうだと言葉にしてしまうとつまらない。

 こどもってこんなに可愛いんだ。
 この可愛さを表現することばが見つからない。

 う〜ん。
 こんなに可愛いから、人類も滅亡もせずに生きながらえてきたんだなぁ。


 日本でやっと、こんな形で一瞬の輝きのようなものが画像として、ことばとして残せる。

 うれしい時代でもあるなぁ。







□上記のような文章を読んだことがあるなぁ、と気が付いた。
 清少納言の枕草子の中にそんな文章が…

 口語訳だが、雰囲気はわかる。

第146段 かわいらしいもの…

 瓜にかいた幼子の顔。雀の子に「チュッ、チュッ」と言うとこちらに跳ねてくる様子。

 おかっぱ頭の小さな子が、目に髪がかぶさるので、ちょっと首をかしげて物を見るしぐさは本当に可愛い。

 公卿の子が奇麗な衣装を着せられて歩く姿。
 赤ちゃんを抱っこしてあやしているうちに、抱きついて寝てしまった時。

 人形遊びの道具。とてもちっちゃな蓮の浮葉。小さいものは何でも皆かわいらしい。

 少年が子どもらしい高い声で懸命に漢書を読んでいる様子。

 鶏のヒナがピヨピヨとやかましく鳴いて、人の後先に立ってちょこちょこ歩き回るのも、親が一緒になって走るのも、皆かわいらしい。

 カルガモの卵、瑠璃の壺。



 
⇒1000年も前に暮らしていた女性の感性だが、どうだろうか。少しも古びてなんかいないじゃないか。



■岩波新書-大野晋著---日本語をさかのぼる

 上の本を読んでいたら、清少納言のことが書かれてあった。面白いと思ったので、転記したい。

--これから--

 清少納言という人は、視覚型の人である。目で見た所を直写する。その視線には遠慮会釈がなく、手きびしいことを自ら楽しむところがある。

 多少露悪的でさえある。だから、紫式部がいつもするように、いわば薄衣二枚三枚で物を覆い、それを描写するという心づかいに、清少納言は反発する。


--ここまで--

 う〜ん、平安時代の言わば目から鼻にぬけるという女性の感性の鋭さを、清少納言は隠そうともしなかった--ということか。

 嫁さんにするには、ちと、面倒な女性ではある。