■幼児虐待に思う





◇幼児虐待に思う  


  若い夫婦による幼児虐待のニュースが頻繁だ。
 どうしてこんなことが…と思うことが多い。

 しかし、自分の子育ての最中のことを思うと、感じとしてなんとなく分かるような気がしないでもない。

 子供特に幼児のときは、まるでチンパンジーのようなものだ。
 愛情と飢えとに非常に敏感な野獣のようなものである。


 今、テレビなどの幼児の映像を見ていると、「カワイイなぁ」と思う。

 でも、二十数年前、子育ての最中にそう思っていただろうか。
 それはカワイイを思うときもあったろう。

 しかし、それ以外の時は、自分の感情を抑えるのに必死だった…そんな気がする。

 
子育ては、親も一緒に「感情を抑制する」とか「子供に対して愛情を上手に表現する」とか…そういうことに「育って」いかなければならないのだ。

 そして、それを親に強(し)いているのは「本能的な愛情」であろうと思う。

 親がそのままで、子供だけが育つということはありえない。

 親が「育たず」未熟なままで、子供だけが育つ…その裂け目のところに幼児虐待というようなことがおこる…そんな気がしてならない