■戦艦大和の模型を見て



先日、機会があって広島県呉市にある大和ミュ-ジアムを訪れた。

 呉市は造船の町だ。今は好景気で町の店舗も随分と活気があった。

 ここにある大和ミュージアムには、戦艦大和の模型が飾られている。

 大和という戦艦の悲劇性はよく知られているので、ここでは触れない。

 そんなことより、造形美というようなものが印象に残った。(上掲の画像)

 いや、もっと言えば日本人が造ると、戦艦という無骨なものでもここまで美しくなるのか。

 そのことは、日本刀の美しさに通じている。

 目的となる機能をトコトン追求すると、こういう造形美に達してしまうのか。

 そこに日本人の持つものつくりの真髄のようなものを感ずる。
 日本人だけが出来る言うと、自画自賛のようだが…。

 しかし、日本刀のような造形美に達した民族はいない。(室町・鎌倉の時代には今の形となったという。してみると、11世紀頃には完成していたということか)

 話は違うが、新幹線のヒューテックという最新型がある。

 ネコミミブレーキを採用した形だが、あれなどを見ると、この戦艦大和と同じような印象を受ける。

 新しい機能を盛り込んで、いろいろ考え造ってみると、また別の様式美・形式美となってしまった、そんな風に。 

 日本人としてこういうことができる「血」を受け継いでいることを誇りに感じた。




■下の画像は、全景(後ろ側から)

 



■全景 前から




■掲示板を見ていると、上に掲げた大和の話がでていた。

 まぁ、いささか、自慢めいた話ではあるが、現在の日本人が大和というものをどう思っているかをご紹介したい。


--引用はじめ--

□大和、武蔵があったから戦後日本に造船の注文が殺到したのは有名な話

□大和級がなければ、後の造船大国にはなれなかった。

□誰がなんと言おうと、戦艦史上もっとも美しい艦容を誇るのは大和型だ
 いや、旧軍艦艇の殆どは他国のそれに比べて美しいけどさ、大和は別格

 デザイン的なバランスと潜在スペックの凄さを考えて、これを超える艦は出てないと思う

 日本の変態技術が生んだ、最後の超弩級戦艦だろ

□多くの人が大和を見る時の気持ちは「畏怖」に近いものが有ると思う。

 富士山やエベレストを目の当りにした時の様な、最高峰だけが放つ圧倒的なオーラを感じると言うか。

 理屈を超えて感動してしまう。


□全体のバランスに非の打ち所が無い。

 バランス的にはアイオワ級も完成度は高いが間延びしたかんじがある。

 大和は集中防御方式もあって一点に集約された力強さがある。




--引用おわり---

 大和の美しさを讃えている人が多い。

 書き込みにもあるように、
大和という船があったればこそ、日本の戦後の造船王国が出来上がったのであろう。

 船は確かに太平洋に沈んだが、大和という船を作ったという自信と技術は残った。

 それこそが本当の戦艦大和の価値であろう。







□雑誌に、昭和16年、公試中の写真があった。
 ご紹介したい。







 →う〜ん、ホンモノのみがもつオーラのようなものを感じるなぁ。