■海水からウランを採取 




□2009.7月の記事から。

  原油が投資ファンド等により、価格が乱高下する。

  また、ロシアからヨーロッパ諸国へ天然ガスを輸出している訳だが、供給側の横暴がひどい。

  こうした人間の生活の根源的な部分をゆすぶられることを嫌がって、原子力発電が見直されている。

  しかし、日本では原子力の燃料はすべて海外からだ。

  そこで、海水からウランを集めるという実験が沖縄で始まった。



□原子力発電の燃料となるウランを海水から採取する技術を研究している日本原子力研究開発機構が、沖縄周辺を含めた海域で実証試験を行う計画を進めている。

 同機構は、2001年からウランを取り出すために開発した捕集材の性能試験を恩納村の周辺海域で行っている。

 必要と試算する90億円の予算が付き次第、早ければ10年から5年間をかけ、ウラン100キログラムの捕集を目指す実証試験を始める意向。

 日本では、年間約8千トンのウランの需要があるが、現在はすべて海外に依存している。

 機構は実用化し、エネルギー開発に役立てたい方針。

 放射線を当てることで、さまざまな機能を付け加えることができる方法でポリエチレン製の捕集材を製作。

 海中に漂わせ、ウランを捕集し取り出す。

 恩納村での試験の結果、1キログラム当たり最高4グラムの採取に成功したという。

 実証試験に適した海域について同機構は「南西諸島から土佐湾にかけての6千平方キロメートル」としている。

 具体的には慶良間、久米島、西表島、石垣島、多良間島、宮古島などの周辺が候補に挙がっている。


 


□補足、感想など

  資源を特に原子力というエネルギー源を海外に頼ることの頼りなさを感ずる。

  こういう研究は、どうしても日本としてはせざるを得ない実証試験であろう。