■オゾンホールが小さくなった





 オゾンホールが小さくなったと先日の新聞に載っていた。


 オゾンホールとは、南極を中心として、大気圏上部のオゾン層に大きな穴があき、ホールの中では紫外線がダイレクトに照射される。

 ホールは、真円ではなく歪む。

 時として、ホールの中に入るオーストラリア、ニュージーランドでは、皮膚ガンの発生率が高くなるのだという。

 オゾンホールのことは、20年前くらいから問題となっていたと記憶する。
 破壊の原因は、フロンが空気中に放散されることでオゾンを破壊するのだと言う。


 フロンという物質は、昔、冷蔵庫とか、自動車のクーラーの冷却装置に使われていた…また、レバーを押すと、霧状に吹き付ける整髪料のスプレーにも利用されていた。

 フロンの規制が始まったのは、20年前くらい前だったろうか。

 その頃から、冷却装置のガスも代替の気体に切り替わり、冷蔵庫の廃棄なども厳しくなってきた。

 テレビの番組で、フロンは、何十年もかけて大気圏の中を上昇して、大気圏の上部のオゾンを破壊するのだ。…そんな説明を聞いた記憶がある。

 そのフロンの大気圏中の上昇のスピードの割には、効果が早く出てきた。

 
世界中で、フロンというガスの規制をすることで、規制を開始して何十年後にその効果が現れ始めたというのは、いいことだ…と思う。


 逆にいえば、地球という星の復元力が、意外に高いのだと言うことなのだろう。

 少し、人類が世界規模で、復元するのに、力を貸してやれば、結構、順調に復元することが分かる。


 地球の温暖化なども、緊急を要する問題で、炭酸ガスの放出を抑制するという対策を、世界規模で行う必要があろう。

 地球の復元する力に期待しつつ、人類として力をあわせるしかない。





□辞書でオゾンホールについて、概略をおさえよう。

■オゾンホール
 ozone hole

 
南極上空でオゾン層のオゾンが急速に減少している場所。
 オゾン層は地上10〜50キロメートルの成層圏にあるオゾン濃度の比較的高い層で、地上生物を太陽の紫外線から保護している。

 南極上空で春先9月から10月にかけてオゾン総量の急激な減少がおこり、ぽっかり穴があいたようにオゾンの少ない領域が出現している。
 この領域をオゾンホールとよんでいる。

 この南極のオゾンホールの現象は、1982年(昭和57)昭和基地で南極観測中に初めて発見されたものである。

 南極の春先の成層圏オゾン量が前年の春に比べて急減していることが観測されたが、その後、南極各地の観測で上述の事実が確認され、最終的には85年アメリカの気象衛星ニンバス7号により、春先の成層圏におけるオゾンの急激な減少は、南極全域にわたる現象であることが確認された。

 オゾンホールの原因として、南極の春先に成層圏の気温が零下90℃近くまで下がり、そこに極成層圏雲(おもに氷の微粒子などからなる雲、PSCという)が発生し、その表面でフロンから分離した塩素によってオゾン破壊が促進されるものと考えられている。

 また、近年北極上空の冬にも、オゾン濃度の減少が観測され、注目を浴びている。

 1990年代になると、年とともに南極の春のオゾンホールの面積は拡大し、98年9月上旬から10月にかけての衛星観測では7年連続して大規模なオゾンホール(北アメリカ大陸ほどの大きさ)が観測されている。

 99年10月にも同じような大規模オゾンホールが観測されたが、98年に比べ大きさは少しばかり減少した。

 これは南極上空の気温が前年に比べ相対的に高く、そのためオゾン層の破壊が少なくなったためと考えられている。

 年によるオゾンホールの大きさの変動については、南極上空(高度15〜20キロメートル)の気温が相対的に低いときには大きくなり、高いときには小さくなる傾向があることがわかってきた。

 オゾン層が破壊されると、地球上に注がれる紫外線の量が増加し、地球環境に深刻な影響を与える。

 オゾン層は生物を紫外線から保護しているため、オゾンホールの拡大は、皮膚がんの増加、農作物、気候などへの影響が考えられる。