■故宮博物館



■台湾、台北で故宮博物館を訪れた。

 故宮博物館は、修理が終わったばっかりとか。

 でも、床がギシギシ鳴っていたなぁ。
 このあたりの感覚というか、職人達のプライドのありようが推定される。

 それはともかく、上掲のハクサイとキリギリスの展示コーナーは満員の状態で、近づくのも容易ではない。

 実物は、意外に大きい。

 ヒスイからできているのだが、白と緑の変化している部分を利用して作っている。

 どれだけの時間がかかったものだろうか。

 道具といっても、鉄製の粗末なものであろう。
 根気と体力だけの勝負か。


□先日、大手掲示板を読んでいると

 中国、北京にある故宮博物館にあった御物などは、1960-70年の文化大革命で紅衛兵によって多くが破損させられたという。

 日本で言えば、正倉院にある御物と同じようなものであろう。
 やれやれ、狂気というものに支配された時、中国人という民族はどのようなことでもできるのだなぁ。




□2011.6月

 北京の方の「故宮博物館」のニュースを転記したい。

--ここから--
 
 
故宮博物院の文化財整理が終了、所蔵点数は180万点超と判明―北京市

 2011年1月26日、北京市の故宮博物院が7年がかりで実施していた所蔵文化財の点検整理が終了した。

 所蔵品は180万7558点、うち貴重文化財が168万4490点を占めることが明らかとなった。

 故宮博物院は26日、文化財点検整理業務の結果を発表した。

 同博物院設立以来、初めて所蔵品の数が全面的かつ正確に把握された。

 従来リスト化されていた文化財は、一級〜三級までの評価を受けた重要文化財のみで、94万点しかなかった。

 今回はさらに60万点の古籍や古建築もリストに組み込まれた。

 また、従来は文化財と見なされてこなかった物品も新たに価値を認められた。

 皇帝や皇后の書画、衣料ダンスなどが含まれる。

 整理された文化財はネットでリストが公開される予定。

--ここまで--



□感想など

 
上でも触れたが、1960年代の文化大革命の時、随分、歴史的な文物が破壊されたらしい。

 数がどうとか記事に書いてあるが、破壊されたものを補う形で、低レベルなものも含めてアレコレ文化財扱いして数を増やしたということであろう。

 こういう中国人の過去の芸術品・工芸品に対する「畏敬の念」の薄さはなぜなのだろう。

 北から放牧のみをしてきた民族が、南の農耕民族を征服するということを繰り返したために、文化財というものに対する理解が浅いためであろうなぁ。