■聖アンナと聖母子の大画稿…レオナルド・ダビンチ





補足、感想など

 キリスト教についても、レオナルト・ダビンチについても、特別詳しく知っているわけではない。

 一般常識程度であろう。

 しかし、この女性の柔和というか、温雅な表情はどうだろうか。

 ダビンチは私生児として生まれ、貧しい育ちであったはず。

 一生を独身で終えた生涯であったが、この母親の表情を見て、ダビンチという人の母親というものの愛情に対する飢えのようなものを感ずる。

 いや、飢えといったらダビンチに対して失礼であろう。
 根底は飢えであろうが、それを精神的な前進のためのエンジンまでたかめた…とでも表現すればいいのか。


 
多くの才能をもった人間ではあるが、その一生はそれほど恵まれた人ではなかった…そんな記憶がある。

 いわば、寒風の吹きすさぶような人生だからこそ、暖かい愛情とか…そんなものを求め続けた人ではなかったか。