■クロマグロ



■2008.11月の記事から。

 
東部大西洋と地中海でのクロマグロの漁獲規制を話し合う「大西洋まぐろ類保存国際委員会」 (ICCAT)がモロッコで開く年次会合で、水産庁は総漁獲枠の半減を主張する方針を固めたことが分かった。

 乱獲による個体数の急減に歯止めをかける狙い。

 地中海ではいけすで飼育し、太らせる「畜養」という半養殖方法が盛んだ。

 日本はクロマグロの最大消費国で、同養殖方式によるクロマグロは天然魚より割安なため、 日本のスーパーや回転ずし店などにトロなどとして大量に出回っている。

 漁獲枠が半減すれば、消費者にも影響が出そうだ。

 水産庁は乱獲が続けば資源が枯渇、ワシントン条約に基づく国際取引の全面禁止といった 日本のマグロ供給に甚大な影響が出る事態を懸念。

 ICCATによる資源管理を早期に強化すべきだと判断した。

 ICCATの科学委員会は10月、2008年の同海域での総漁獲枠2万8500トンは過大で、09年以降は、約半分の1万5000トン以下まで削減するよう勧告する報告書をまとめた。

 日本の漁獲枠は08年に2430トンあり、総漁獲枠が半減すれば約1300トンに削減される。

 水産庁はこの勧告を重視し、今回の年次会合で半減を主張する。

 米国も同調する見通しで、フランスなど地中海沿岸諸国の理解を得られるかが合意に向けた焦点になる。





■地中海でのマグロ漁も記事になっていた。


★伊漁船がクロマグロを違法に漁獲 WWF、政府に対策要請(10/08 11:19)
 数が極端に減少し、漁獲が制限されている地中海のクロマグロについて、世界自然保護基金(WWF)は、イタリアの漁船が国際規制に違反し多量に漁獲しているとして、政府に対策を求める報告書を発表した。

 イタリアはクロマグロの多くを日本に輸出している。

 大西洋、地中海のマグロ漁管理機関、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)に加盟する日本などと欧州連合(EU)は3月、厳格な漁業規制の遵守を申し合わせている。

 報告書によると、2008年漁獲期のイタリアのクロマグロ漁獲量は4887トンで、ICCATで合意された同国の漁獲枠を700トン以上も上回っていた。

 またイタリアは漁船の数についても185隻と報告していたが、実際は283隻だった。

 イタリアの漁業者の飛行機が、国際的な禁止措置を無視して、上空からマグロの群れの場所を漁船に知らせていたことも確認された。






□感想など

 食べるのは、日本人だろう。

 日本人の食欲を抑えることができれば、簡単に解決する話ではあるが…




 
→下の画像は、オマーンの浜辺にマグロを荷揚げしたところ。







□2008.11月
 最終的に漁獲高が決定した。記事を抜粋する。


 
乱獲で個体数が急減している大西洋のクロマグロに関する資源管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会」がモロッコのマラケシュで開いている年次総会は最終日の24日、焦点となっていた2009年以降の東部大西洋と地中海のクロマグロの漁獲枠を、現行から約6000トン削減する方向で最終調整に入った。

 クロマグロは「本マグロ」と呼ばれ、トロを多く含む最高級のマグロ。この海域のマグロは大部分が日本向けで、漁獲枠削減が決まれば、値上がりなどで日本の市場に影響が出そうだ。

 現在の漁獲枠は09年が2万7500トン、10年が2万5500トン。

 総会で日本や米国などは、年間漁獲枠を現行のほぼ半分となる1万5000トンに削減することを求めたICCAT科学委員会の勧告を支持する立場を表明。

 一方、欧州連合(EU)側は限定的な削減を提案し対立したが、最終日の協議で双方が歩み寄った。




 
→日本人が食べることを制限すれば、なんとか守れるじゃないか