■エチゼンクラゲ




□2008.11月の記事から。
 しかし、奇怪な姿ではあるなぁ。

 


□数年、秋から冬にかけて日本海沿岸に大量に出現し、漁業に深刻な被害をもたらしてきたエチゼンクラゲが今年は激減している。

 発生メカニズムが解明されていないため詳しい原因は不明だが、漁業者を安心させている。

 漁業情報サービスセンターによると、昨年は11月10日時点で、計5612件の確認情報が寄せられていたが、今年は同時期で128件しかないという。

 エチゼンクラゲは、大きいもので傘の直径が2メートル、体重が200キロにも及び、クラゲの中では最大級。

 中国沿岸で発生し、対馬海流に乗って日本海沿岸に到達する。

 多い年は1つの定置網に1日3000−5000匹がかかり、網を破ったり、毒で魚に害を与えたりする。

 広島大上教授は「今年夏の調査で、中国沿岸での発生量が例年の100分の1以下しか確認できなかった。

 今季はもう大量出現の心配はないが、来季以降は分からないので注意してほしい」と話している。





□まとめ、感想など

 発生原因について、中国の三峡ダムの建設が指摘されていなかったか。

 →2006年の記事だが、ご紹介したい。

 
エチゼンクラゲの大量発生は、総貯水量393億立方メートルという水力発電ダム中国の三峡ダム開発も一因ではないか−−。

 国立環境研究所などの研究チームは仮説を立て、3年計画で因果関係を検証する。

 成長すると直径1メートルを超え、重さ150〜200キロにもなるエチゼンクラゲは02年以降、日本沿岸で大量発生し、漁業被害が深刻化している。

 東シナ海の中国・長江河口域が発生源の一つとされるが、長江河口には上海市が位置し、また長江中流域では94年から三峡ダムの建設が始まった。

 国環研は、東シナ海で、植物プランクトン、ケイ藻の増殖に必要な「ケイ素」が極端に少なくなっていると推測。

 岩石から溶け出るケイ素はケイ藻を増やし、それを動物プランクトンが食べ、さらにそれを魚が食べるため「海の食物連鎖」の基になる。

 しかしケイ素が少なくなり、人間活動で排出される窒素やリンが多くなると、悪玉プランクトンの渦鞭毛藻類などが増え過ぎ、クラゲや赤潮が大発生するという。

 研究チームによると、ドナウ川でも1970年代の大規模ダム開発後に、黒海で赤潮やクラゲの発生が増加し、原因として「ケイ素欠損仮説」が有力視されている。





 
→今年のエチゼンクラゲの発生が少ないこととの整合性がとれるのかどうか、筆者には分からない。

 三峡ダムとの関連があるのなら、まだまだ、これで終わりとはなるまい。