■アカウミガメ



■上の画像は、national geographic から。


□2008.11.8新聞から。

★ アカウミガメ産卵、過去最多 伊勢志摩地域の沿岸

 三重県内有数のアカウミガメの産卵地として知られる伊勢志摩地域の沿岸で、今シーズン確認された産卵巣の数が、1988年に志摩半島野生動物研究会が調査を始めて以来、最も多くなった。

 研究会はアカウミガメの保護を目的に明和町から南伊勢町までの海岸で上陸、産卵状況などを調べている。

 今年は5月中旬に志摩市内で初確認され、8月までに40地点で上陸跡216カ所、産卵巣140カ所が見つかった。

 これまで最も多かったのは2005年の123カ所で、上陸跡は199カ所。

 当初から調査している志摩市先志摩地区2地点でも、65カ所の産卵巣がみつ かり、過去最多を記録した(グラフ参照)。

 昨年、一昨年は産卵巣数が46(先志摩地区13)、35(同11)カ所と激減していたことから、代表も安堵の様子で「海の栄養状態がよく、沿岸まで来られた親ガメが多かったのでは」と増加の要因を推測した。

 ただ、台風などで卵が流され、日照りが影響したのか、ふ化率がよくなかったといい、引き続き「産卵場所の保全が欠かせない」と語った。

 特定非営利活動法人(NPO法人)・日本ウミガメ協議会によると、屋久島をはじめ九州や遠州灘沿岸でも多くの上陸が報告されているという。

 ただ「アカウミガメが全体として増えているかどうかは、長期的に見る必要がある」と話した。






▲まとめ、感想など

 今年の上陸した数が多いというだけでは、全体として数がどうなっているのかとは結びつかない。

 でも、産卵の数が多いということは、個体数の増加につながる。

 そのことを喜びたい。

 

 新聞にあったグラフも添付したい。








□2008.11月の記事から。


 
野生のアカウミガメは、性的に成熟するのが遅く、産卵するメスの多くは30〜50歳代だったことがわかった。

 成熟の遅さは、研究者の予想を大きく上回り、保護活動をしても成果が出るまでに長い年月が必要なことが裏付けられた。

 日本ウミガメ会議で発表される。

 東京大の石原さん(27)らが調査を実施。

 高知県や三重県など6県で、定置網に入ったり死んで浜に打ち上げられたりしたアカウミガメ50匹を集めた。

 解剖して生殖器官を調べ、性的成熟度を判定。
 さらに、前脚の骨にある「年輪」を顕微鏡で観察して年齢を算出した。

 その結果、32匹のメスのうち半数の16匹が、20歳を過ぎても性成熟していないことが分かった。

 産卵できる体になっていた個体は30〜50歳代が中心で、平均は42歳だった。

 アカウミガメは、本州中部から南西諸島の海岸に上陸して卵を産むことで有名。護岸工事で産卵できる海岸が減ったほか、魚と一緒に混獲されるなど生存が脅かされている。

 100年以上生きると言われるが寿命ははっきりせず、メスがどのくらいの年齢で卵を産むのかも、 よく分かっていなかった。


 
日本ウミガメ協議会会長の亀崎東京大客員准教授は「メスは、水族館で魚やイカなど栄養価の高いエサを与え続けると、早いものは10年ほどで産卵する。

 だが、野生では、クラゲなど栄養の少ないエサを食べることが多く、これが成熟が遅くなる一因のようだ」と話している。



 
⇒自然界での捕食ということがどれだけ難しいことなのかが分かる。

   栄養状態というものと成熟化というものが、密接に関連しているのだろう。